死の淵と不思議な話

今日のご相談者さまは、1年ぶりでした。
1年前に、脳梗塞で倒れ、意識不明の重体から一命をとりとめ、
そして、今日、とても元気な様子で訪ねてきてくださいました。
その彼女(Aさん)とのとても不思議なエピソードがあるので、
それを綴りたいと思います。
Aさんが、2012年の1月はじめにご相談に来られたとき、
それまでは、ご相談だけだったのですが、
「お守りが欲しい」と言われ、
シルバーのバングルを購入されました。
「何だか急に欲しくなった」と言ってました。
そして、次の相談日を予約されたのですが、
それが、4日後・・・ということで、
立て続けに聞きたいことがあるようで、何だか急いでいるような様子でした。
ところが、その約束は、体調がかんばしくないということでキャンセル。
予定をずらしたその日に、「倒れた」、と連絡が。
Aさんは倒れて意識不明の重体・・・
「大丈夫だろうか?」と心配していたのですが、
その数時間後に、
「すごく気持ちのいい場所で、何の不安もなく心配もなく、
リラックスして癒されている・・・」というヴィジョンが見えました。
このヴィジョンの意味はなんだろう?と、
思っていると、
「Aさんが一命をとりとめた」、という連絡が入りました。
そして、今日、1年ぶりにお会いすると、
Aさんからあのヴィジョンが見えるのです。
すると、Aさんが、
意識不明で死の淵をさまよっていたときの話をしてくれました。
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(これは、Aさんのお話です。)
意識不明だったときに、
どんどん下へ下へ降りていくような感覚があり、
しばらくすると、
すべての痛みから解放されたような心地よさを感じました。
何の不安もなく、
母親の子宮にいるような、
守られてる・・・包まれている幸福感。
やがて、恋人の姿が見え、
恋人の後ろに恋人の父親が立っているのが見えました。
恋人の足元から、恋人を見ているという不思議な感覚。
すると、突然、男性の手で力強く、
ものすごい勢いで、ぐっと上へ引き上げられ・・・
そして、意識が戻ったのです。
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その話を聞いて、「ああ、そうか」と思いました。
あのヴィジョンは、Aさんが死の淵で感じた世界なのだ、と。
そして、Aさんを死の淵から引き上げた男性の手は、
Aさんの恋人だ、と直感で確信しました。
倒れる前に購入したシルバーのバングルも見せてくれたのですが、
真っ黒になっていました。
硫化したというような程度ではありません。
真っ黒になるまで焼いたのではないか?と思うくらい、
異常な黒さに変色していました。
「このバングル・・・身代わりになってくれたんだと思います」
と、Aさん。
購入して身につける暇もないくらい、すぐに倒れて、
入院して、
4ヵ月後に家に戻ってきてみてみたら、
真っ黒に変わり果てていた・・・ということです。
今、Aさんは、生まれ変わったような気持ちでいるそうです。
恋人からは、求婚されているそうなのですが、
もう少し、いろんなことを整理してから返事をしたい、とのこと。
私は、なにより、Aさんが元気そうで安心しました。
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