愛について 3
この世を物質世界と呼ぶならば、
あの世は霊の世界です。
私たちは、物質世界の中に生きていますが、
心は霊の世界のものです。
ところが、霊は、物質世界と結びついた途端、
霊の世界から切り離されてしまいます。
つまり、この世に生まれおちた瞬間から、心は霊から切り離されるのです。
言い換えれば、霊から切り離された霊のことを心・魂と呼んでいるのです。
心は、霊から切り離された瞬間から、霊の世界のことを忘れます。
物質世界に馴染むために変容する、といっても過言ではないかもしれません。
愛は、霊の世界に存在しています。
ですから、心は愛を知っています。
でも、肉体におちた瞬間から愛を忘れてしまったのです。
愛を知っている状態では、物質世界には生きられないからです。
霊の世界における愛の役割は、
神とつながるパイプのようです。
霊が神とつながるために愛が存在しているのです。
と、いうことはつまり、
物質世界であるこの世において、神を知ることは出来ません。
霊(心)が愛を忘れているからです。
愛を忘れなければ、この世では生きていけないからです。
まとめると、
この世で神を知ることは不可能であり、愛を感じることは不可能である。
ということです。
ということは、
神や愛について考察するよりも、
この世においてとても現実的で役立つことを考察するほうが、
この世を生きる上では最も大切である、ということだと思うのです。
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