欲するという事
何かが欲しいと思うのと、
何かに興味を持つのは違います。
お金が欲しいと思うのと、
お金に興味を持つのは違います。
異性が欲しいと思うのと、
異性に興味を持つのは違います。
愛が欲しいと思うのと、
愛に興味を持つのは違います。
誰かが欲しいと思うのと、
誰かに興味を持つのは違います。
欲しいという気持ちは、奪うという行動につながりやすいものです。
たとえば、お金が欲しいと思ったら、どうやって人から奪おうかと考え始めます。
お金が必要だと思ったら、働いて必要な分を手に入れようと思うでしょう。
お金に興味を持てば、お金にまつわることを探究し始めるでしょう。
注意しなければならないのは、「欲しい」という気持ちです。
「欲しい」と思うということは、
欲しいものが足りない状態を表しています。
必要だと思う事も足りない状態に似ていますが、
必要だと思うときは、足りないものが入ってくることを意味しています。
欲しいと思う時は、足りないものが入って来ないことを意味しているのです。
ですから、欲しいと思うものに執着し始めると、
奪うという行動につながり、
奪ったとしても必ずあなたの手から離れます。
奪えなかったら、あなたは苦しみますが、
奪ったら、もっと苦しむことになります。
ですから、欲しいものを奪えなかったということは、あなたにとって良いことなのです。
なぜなら、それは最初からあなたの元に来ないことを意味しているからです。
欲しいものには目を向けてはいけません。
必要だと思えば、あなたの正しい行動により、必要なものは手に入ります。
興味を持てば、あなたの探究心はやがて満たされるでしょう。
| 心のメッセージ | 13:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑