目標
人生の目標は、車の運転で言うならば、目的地です。
たとえば、知らない場所へ向かう時、あなたはどうしますか?
行く前に下調べをするでしょう。
どの道を通る方が早く着くのか、とか、
寄り道をしたいときは、どの道を通るのか、とか、
経路を調べると思います。
行き当たりばったりで向かうと、本当にたどり着くことが出来るのかどうかさえ、
わかりません。
人生も同じです。
目標のない人生は、あてどもなくドライブをしているということです。
目的地は、到着すれば終わりではありません。
あなたは、新しい目的地を目指すでしょう。
もし、あなたの目標が、「歌手になる」や、「恋人をつくる」であれば、
どうすればその目的地にたどり着けるのかを調べなければなりません。
経路が決まったら、あとは運転に集中するのみです。
わき見をせず、事故やトラブルが起こらないように、注意して運転していれば、
やがて目的地にたどり着くでしょう。
目標を設定しても、経路がわからなければ、そこへはたどり着けません。
経路のわからない目標は意味がない、と思ってもいいかもしれません。
ですから、目標をたてるときは、経路のわかる目標をたてることです。
目標の経路がわからない場合、
きっとあなたは、「道はわからないけれど、とりあえず行ってみよう」と思うでしょう。
そうして、道に迷うのです。
経路がわからない原因は、
目的地が、あまりにも遠すぎるからです。
もっと、今の自分に近い目的地にすれば、
少し迷ったとしても、たどり着けるでしょう。
人の運転についていけば、あなたもその人の目的地にたどり着けるかといえば、
そうではありません。
たとえば、歌手を目指している友達についていけば、あなたも歌手になれると思いますか?
なぜ、友達は歌手になれて、あなたは歌手になれないかというと、
出発点が違うからです。
出発点が違うので、運転についていくことは始めから不可能なのです。
(出発点が同じなら可能かもしれません)
遠い目標を掲げる人ほど、夢見るタイプです。
そして、遠い目標を掲げても経路がわからない人は、
愚かな人だといわれても仕方ありません。
下調べで経路がわかったつもりでも、
実際に車を走らせると、道がない場合があります。
それは、あなたの経験不足を意味しています。
下調べが甘いのです。
現実が甘くないことを実感するのは、こういうときです。
| 心のメッセージ | 03:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑