夢にふけってはいけない by ダンブルドア
「夢にふけって、生きるのを忘れてはいけない」 by ダンブルドア 映画「ハリーポッター」
心の中の一番強い望みや夢、希望を映す鏡。
それに魅入られたハリー。
彼に警告するダンブルドア。
「この鏡は、人の心の奥の一番強い望みを映す。
しかし、これは真実を映しているのではない」
家庭を知らない人は、温かい家庭を望み、
ゲームで負ける人は、勝つことを望み、
お金がない人は、お金持ちになることを望み、
人は、持っていないものを持ちたいと強く望みます。
しかし、それは単なる夢に過ぎないのです。
夢は夢でしかありません。
夢に魅入られたものは腑抜けになるのです。
こうありたいという強い願望は、
今の生活や状況を忘れさせ、
ひとときの夢を与えます。
その夢に魅入られたものは、
夢から程遠い現実をみるのが嫌になります。
そして、夢の世界から離れられなくなるのです。
「お願い、夢をみさせて。 現実に戻りたくないの」
それが、あなたの希望であれば、
あなたは、すべきことをせず、
真実でも現実でもない夢のことばかり考えるということです。
そこに善意はありません。
あなたの心は次第に弱くなり、病気になることは間違いないでしょう。
現実を生きていく中で、ふと、夢が頭をよぎることがあります。
すると、現実と夢のギャップから、
今の状況を否定する感情が湧いてきます。
これには、気をつけねばなりません。
これが精神障害を引き起こす原因になりうるからです。
夢がよぎったときは、今、すべきことに集中して、夢を忘れることです。
常に、今すべきことに集中していれば、
夢につかまることはありません。
これでは「夢がない」と思うかもしれませんが、
夢は魔物です。
夢 = 現実ではないもの、まぼろし、勘違い
であるということを忘れてはなりません。
あなたにとって、「一番大切なもの」、「ひとつのもの」は、現実の中にあります。
夢の中にはありません。
一番大切なものは、今すべきことをする中で、あなたに与えられるのです。
夢に魅入られると、大切なものはあなたから遠ざかります。
あなたの善意が、あなたに大切なものを与えるのです。
もし、あなたの夢が「人々を救う」とか、「神の意に沿う生き方」であったとするならば、
それは、あなたが決して人々を救うことは出来ない、神の意に沿う生き方は出来ないという事を
警告しています。
逆に、「人々を救うとか、神の意に沿う生き方には興味ない、そんなことはどうでもいい。
今、目の前にあるすべきことをするだけだ」
と、いう人が、人々を救い、神の意に沿う生き方をしているものです。
夢は叶いません。 叶わないから夢なのです。
夢はあなたの勘違いです。
夢につかまって、生きることを忘れてはいけません。
(※ここでいう夢とは、人生の目標や目的ではありません。妄想・煩悩のことです。)
| 心のメッセージ | 23:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑